今日はとても天気がよかったので、ぶらりと山歩きをしてきました。近頃朝寝の癖がついてしまっているので、出かけたのは午後から。
四王寺県民の森公園に車を停め、ずっと気になっていた、焼き米ヶ原から下って西鉄太宰府駅に至る九州自然歩道がどうなっているのか確かめることだ。
公園の子供の国を抜けて少し登ると焼き米ヶ原に出る。そのすぐ手前で車道を渡る前に、急に薄茶色の小さな生き物が飛びついてきた。
びっくりしたが、よく見ると毛が長い子犬だった。トイプードルとヨークシャーテリアの雑種みたいな感じだが、がりがりに痩せている。足を止めると、僕の足元にうずくまってなついてくる。あまりにも痩せているので、かわいそうになって、持っていたクラッカーを取り出してやろうとしたが食べようとしない。警戒しているのかなと思って、口の中に入れてやったら、今度はがつがつと食べ始めた。犬好きの僕としては、なんだかほっておけない気持ちになって家に連れて帰ろうかとも思ったが、あきらめた。後ろ髪ひかれる思いで(あ、僕はあまり髪の毛ありませんよ)その場を離れる。帰りにまだここに居たら連れて帰ってやろう。
焼き米ヶ原からすぐ右に下る九州自然歩道は、途中に石仏2番、3番、4番への分岐があり、水瓶山の手前からは1番石仏への分岐もあるので、水瓶山までは下ったことがあった。かなり急なくだりである。
(ところで、この水瓶山なのだが、たんなる途中の肩のようなところなのだが、なぜ山の名前がついているのだろうか。)
水瓶山の白い社の先からずんずんと下っていくと、途中「黒岩稲荷神社」という小さな社があった。
赤い鳥居もいくつか並んでいる。その下には大きな砂防ダムがあって、ダムの内側を通って降りていく。
自然歩道は、最後の木の鳥居をくぐって舗装道路をまっすぐ下るのだが、僕は間違えて左へ舗装されていない小道のほうに下った。そのほうが自然歩道らしいと思ったからだが、結果的に間違いだった。
間違いながらもなんとか見当をつけて太宰府の家並みの中を歩いていたのだが、途中で出会った親切なご老人(昭和11年生まれとかおっしゃっていたな)に、道案内をしていただいて助かった。おまけにこの近くにある古城(浦ノ城=1282年、少弐氏によって築かれたもの)の跡なども教えていただいた。
教えられたとおりに進むと、やがて自然歩道の案内が現れ、さきほど直進せずに間違った鳥居のところに出た。
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