11月17日(土)の西日本新聞朝刊に、「英彦山で女性転落死」という小さな記事が載っていた。16日のことだという。
英彦山には、ついこの前の10日に登ってきたばかりだ。
転落したのは、英彦山北岳に登る途中にある「望雲台」という絶壁の上にある眺望のいい名所である。そこに至るには、ほぼ垂直の壁を鎖でよじ登り、
絶壁に造られた30センチほどの細い道をトラバースし、さらにまた垂直の絶壁を鎖でよじ登ると言う危険な体験をしなくてはならない。
僕のこれまでの山登り体験の中で、最も怖く感じる個所である。いつも事故がないのが不思議だったのだが、とうとう不幸な事故がおこってしまった。山登りをしている人は、どこかこういうことを心の奥ではいつも恐れているのだが、やはりあってはならないことだ。
僕がいつも行く所だけに余計にそう思います。
亡くなった方のご冥福を心からお祈りします。
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