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ミレニアム2(上、下)、3(上、下)
(スティーグ・ラーソン著 ヘレンハルメ美穂・山田美明訳)早川書房
先週の土日を含め、山にもいかずミレニアム三部作を読み上げました。
一言で言って「面白いよ!」です。
先に書いた1は、本格物の香りのするもので、一応完結しているのですが、実は、それはこの2、3への助走に過ぎなかったとも言えるのではないか。1だけ読んで、それで終わっても、それはそれでいいのですが、2と3は、ぜひとも併せて読むこととなります。
ミレニアムの女主人公の謎が解き明かされるのですが、2はその前篇で、いいところで終わるのですね。2を読んだ人は、やはり3を読まずにはいられない。
2は、サスペンス・アクションミステリーで、ややハードボイルド的要素もある。3は、それに加えてスパイ・法廷ミステリーの要素と、手を変え品を変えての展開に、なかなか本が置けません。世界的ベストセラーになるだけのことはありますね。
登場人物にも魅力的なキャラクターの人が多くて、面白い。彼らの奔放な性的関係には、ついていけそうにもないけど、まあ、本音を言えば、うらやましいな。
女主人公の心が少しずつ開かれていくのも、読後感の良さにつながるのかなと思います。
2と3の映画がどんなものになるのか楽しみです
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