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獄門島(横溝 正史 著)角川文庫
土日の天気も良くなかった。そこで、読書と音楽。
横溝正史の二冊目は、「獄門島」にした。
「獄門島」は、週刊文春刊の「東西ミステリーベスト100」(週刊文春臨時増刊1月4日号 2013年1月4日発行)で、国内編第1位にランクされていて、いわば日本のミステリーのナンバー1ということになっている。
これも家人が若い頃に読んだものらしく、もう表紙カバーも無くなっていて、ページも黄ばんでいる。だから、老眼の僕にはとても活字が読みにくかったけれど、なかなか面白いストリー^だからすらすらと読めた。もちろん読書用ルーペなどの助けを借りて。
終戦後、復員を待っていた網本の本家に訃報がはいる。持ってきたのが名探偵金田一耕助です。そして、次々に起きる殺人事件。
トリックは、まあアリバイものといえるのかな。どうやってアリバイを作ったのかがとても手が込んでいるけど、どれもやや無理かなあとも思えるくらい。でもストーリー全体が面白いからまあいいか。
それにしても、この「獄門島」は、50年以上前に発表されたものである。それが、日本のミステリーの第1位というのは、いかがなものか。社会が激変している今日では、僕らでも理解しづらいところがあるのに、今の若い人が読んでも不思議に思えることがたくさんあるに違いない。ミステリーファンの年齢層がどこら辺にあるのか知らないが、、この「東西ミステリーベスト100」を選んだ人たちは、皆さん高齢者に近いのではないか。
若い人の選ぶベストミステリーはどうなるのか。
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