宝満山(ほうまんざん 829m)171回目
いつのまにかもう八月も半ばを過ぎた。猛暑はまだ続いていて外出するのは恐ろしいくらいだが、やはり山にも登りたい。今日は曇天で暑さも幾分かは和らぐだろうと期待して近くの宝満山に出かけた。それも滝の連続する渓流ルート「堤谷ルート」を登ろう。きっかけは地元の山歩き雑誌「季刊のぼろ 2016年夏号」に紹介してあった「超気持ちいい場所、宝満山のモミ林帯を歩く」という記事だ。
堤谷ルートを登るのは2011年7月以来だから、5年ぶりで、このルートでは6回目の宝満山である。知らなかったのだが「堤谷」は「つつみたに」ではなく、「ひさげだに」と読むようだ。
太宰府から米の山峠に向かい、本道寺の点滅信号を左折して進むと宝満山への案内がある。それにしたがい山のほうに進むと登山口があるのだが、5年ぶりに来てみるとその登山口付近が様変わりしているのだ。案内板があってなんとか登山口はわかったが、なんだか信仰施設が建設中らしく、しばらくはどこが登山口かまごついた。
(この施設の手前に登山者用の駐車場所が作られているが、2、3台しか置けない。)
以前は、登山口からまっすぐ進めば、すぐに左に谷への道があったのだが、今はいったんシラハケ尾根道に入り、10分弱登ってから案内表示にしたが下って堤谷ルートに入る。
男滝
男滝の右手前の崖を登る。このルートの最大の難所かな。
女滝
金剛の滝、本ルート最大の滝
水垢離の滝、これも落差がある。
堤谷ルートに入ると、一番恐れていたことが出てきた。それはアブ等の虫の襲来である。虫が周りを飛び回りすきあれば刺そうと狙ってくる。刺されれば半年くらいはかゆみが続く。牛のしっぽのようにタオルを振り回し、虫を追いながら登る。それでも水を飲むために立ち止まるたびに、ちくりとどこかを刺される。本日も十数カ所は刺されたようで、今夜以降かゆみでたまらなくなるのが恐ろしい。夏の低山の最大の恐怖だ。
百日絶食記念碑
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