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禁断の魔術(東野圭吾 著)文春文庫
探偵ガリレオシリーズの最新版が文庫化されて本屋に並んでいた。しかも帯では「シリーズ最高のガリレオ」だと著者自ら断言している。
僕は、ガリレオシリーズは、「容疑者xの献身」が最高で、その後はできが悪くなったと感じ、「聖女の救済」以後は単行本を買ってまで読む気がしなくなっていた。今回は文庫化されたし、シリーズ最高とまで言っているから、じゃあ読んでみるかという気になった。
ところが、期待はずれ! 読みやすくわかりやすい表現だからすいすいと簡単に読める。プロットもまあわりと工夫されている。でも、納得いかない。最高傑作とは言い難い。
それに、読んでいる間中、このシーンはテレビで見たようだという感じがずっとあった。シリーズは、福山君の主演でテレビドラマ化されているし映画化もされている。調べたら、この短編集「禁断の魔術」の中のいくつかはテレビドラマ化されているようだが、今夏の文庫「禁断の魔術(原題は「猛射つ」)」は、未映像化だとのこと。
うーん、でも見たようなんだけどなあ。
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