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解錠師(スティーヴ・ハミルトン著 越前敏弥訳)ハヤカワ文庫
昨年の海外物ベスト1ミステリーをやっと読んだ。「このミステリーがすごい!」と週刊文春「ミステリーベスト10」の両方でベスト1位になっている。
本格物ではなく、恋愛小説風味の犯罪小説というところか。
ある事件がきっかけとなり口がきけなくなった少年が、犯罪組織の凄腕金庫破りとして育て上げられる。そして、警察に捕まるまでを、知り合った少女への愛情と絵画によるコミュニケーションを中心に、時間を行きつ戻りつしながら述べていく。
犯罪小説だけど、どこか癒しがあり、後味は良い。
久しぶりに、先がどうなるか気になって、一気読みしてしまった、面白い小説だ。
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