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今朝の新聞に、フィッシャーディスカウさんが亡くなったとの記事があった。８６歳だったそうだ。
　昨年の１２月に、彼の歌うシューベルトの「冬の旅」のことをこのブログに書いたのだが、それから半年もたたないうちに鬼籍に入られた。ドイツ歌曲、とりわけシューベルトの歌曲を歌わせたら右に出るものはいないと言われるくらいの名歌手だった。
　僕の好きなクラシックの男性歌手は、パヴァロッティとこのディ-スカウの二人だったのだが、二人とも亡くなった。残念であり、とても寂しい。とても親しい友人が亡くなったような気がする。
　今日は、「冬の旅」は重たいので、ディ-スカウによるシューベルト歌曲の選りすぐり盤を聴いた。
　このCDは、シューベルトの有名で美しい歌曲がたくさん詰まっており、あらためディ-スカウの歌のうまさに感嘆しながら、しんみりと聴いた。