折立から薬師沢
2010-09-06


 8月29日(日)、20:40博多発の新幹線で新大阪へ。急行きたぐにに乗り換え富山駅に着いたのは、翌30日(月)の早朝4時半前。
 当初の予定では、富山からバスで登山口の折立まで向かうつもりであったが、林道の崩壊でバスが大幅なう回路をとるため、登山口まで3時間半くらいかかってしまうこととなる。すると登山開始が10時くらいになるので、僕の足では計画の薬師沢小屋に着くのが、夕方になる。
 ずいぶん迷ったが、安全のため、有峰口からタクシーで折立登山口まで行くこととした。14,200円は、痛い出費だ。
 7時半過ぎには、折立に着き、7時48分登山開始。折立登山口は、広々として、立派なトイレや無料休憩所が整備されている。表示は、薬師岳登山口とある。
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 やや急な登山道をゆっくりゆっくりと登る。長丁場だから、疲れないように、いつもの半分のペースを心がけた。
 一時間半くらいのきつい登りで、展望の開けたところに出る。ここが1870.6mのピークであろう。正面に薬師岳のゆったりとした姿が現れる。左奥には、剣岳も見える。
 ここからは、道も遊歩道並みに整備され、石畳の広い緩やかな高原歩きとなる。有峰湖を背後に、ゆっくりと高度を上げていく。日差しは強いが、時折吹く風が心地よい。
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 五光岩ベンチで休憩するつもりであったが、いつの間にか通り過ぎていたようだ。遠くの高台に山小屋らしきものが見えてきた。太郎平小屋だ。
 11:12 登山口から3時間半の登りで、順調に太郎平小屋に到着。
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 小屋の特製ラーメン(800円)で昼食とする。ここまでの登りは、ザックを極力軽くした(約10キロ)ため、ほとんど疲れを感じなかった。
 さあ、この足で、薬師沢小屋まで行こう。
 11:38 薬師沢に向けて出発。緩やかに木道が下っている。すぐに木道は右と左に二手に分かれる。右へは、黒部五郎岳だ。薬師沢は左をとる。
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 すぐに急な下りとなり、また木道となったりを繰り返し、今日登ってきた以上に下ってしまうのではないかと思えるくらいである。
 うんざりするくらい下ると、いつの間にか、沢の水音がごうごうと聞こえはじめ、登山道は、薬師沢小屋の屋根の上にとび乗るのかと思えるくらい小屋の真上に出る(13:35)。
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 今日の宿泊地の薬師沢小屋は、沢のすぐ上に立つ、こじんまりとした清潔な小屋であった。平日とあってゆったりとしたスペースがとれ、快適に寝ることができた。

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