ワーグナー ジークフリート牧歌
ピエール・ブーレーズ指揮 ニューヨークフィルのメンバー
先日の自分の誕生日に何かいい曲を聴きたいなと思い、いろいろ考えたけど、誕生日にちなんだ曲など、例のハッピー・バースデイくらいしか思いつかない。が、あった、あった。
ワーグナーが妻コジマの誕生日にプレゼントした曲、ジークフリート牧歌だ。誕生日の朝、コジマに気付かれないように自宅の階段に並んだ15人の楽士により演奏された曲だ。優しい愛情にあふれた素晴らしい曲だ。初めて聴いたときすごく気に入って、ほとんど毎夜寝ながら聴いたものだ。とても幸せな気分になるのです。
だが、それは残念ながらFMからカセットに録音したもので、さっそく探し出して聴いてみたが、テープの劣化が明らかである。
そこでネットで同じ演奏のCDを探し出して注文したものがやっと今日届いた。
このジークフリート牧歌のCDは、オーケストラ向けに編曲されて演奏されているものがほとんどで、オリジナルの15人編成のものは少ないようだ。
ブーレーズのは、オリジナルの編成で、優しく愛情に富んでいるうえに、明るく生き生きとして生命感溢れる素晴らしいものだと思います。
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