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宝満山(830メートル)は、地元の山で、交通が渋滞していなければ、登山口まで車で20分ほどで行くことができます。低山ですが、登山者の数は、九州の山の中でも多分ベスト5には入ると思われます(誰も数えたことはないでしょうが、皆さんの意見です)。一番だという人もいます。雨の平日でも必ず登山者がいるほどです。
宝満山は、山伏の修験場として栄えた山で、今でもその痕跡が随所で見られますが、この山の詳細については、「宝満山歴史散歩(森弘子著 葦書房)」や宝満山徹底ガイド(ふくおか自然に親しむ会編 西日本新聞社)」などが出版されています。
また、小林泰彦氏の「日本百低山」に選ばれていますし、NHKのテレビ番組「趣味悠々中高年のための登山学 日帰り登山で基本を学ぶ(岩崎元郎氏指導)」でも訓練の山として取り上げられています。
登山口は、いくつもあるのですが、今日は一番ポピュラーな正面登山口から登りました。
11:18 登山開始 登山口には、縁結びで有名な竈神社があります。境内の紅葉は見事で、一昨日にもテレビで紹介されていたようです。
登山口から山頂まで、ほとんどずっと自然石を整えた石段が続き、なかなかしんどい山登りです。ガイド本によれば(どのガイド本だったか忘れた)、最初に登ったときは、山ノ神が、「よく来たな」と言い、二度目には「また来たか」、三度目には、「おまえも馬鹿だな」と言われるとか。そのくらいきつい山です。ここを楽に登れるようだと、どこの山に登っても大丈夫だとも言います。
途中「百段ガンギ」という急峻な石段などもあり、山頂まで汗をかきかき登ります。
今日は、竈神社の駐車場(400円)から山頂まで1時間25分で登りつきましたが、夏場は、ぐっとスピードが落ちます(コースタイムは、1時間30分)。
山頂には、大きな岩と竈神社の上宮(宝満宮)社があり、たくさんの登山者で賑っていました。昼食。
ここまでだとちょっと物足りない山登りになるので、縦走路を三郡山まで足を延ばします。急な石段を下り、鎖場を下れば、縦走路に出ます。縦走路は、三郡山からしょうけ越えを経由して若杉山まで12キロありますが、今回は、竈神社に車を停めているので三郡山から往路を引き返すことにします。縦走路は多少のアップダウンはあるけど、とても気持ちよくあるけるいい山道です。宝満山山頂から三郡山まで片道50分くらいでしょうか。
三郡山から引き返して再び宝満山の山頂を踏み、膝にくるなあと思いながら竈神社の駐車場に帰り着いたのが15:22でした。
約4時間の山歩きで、程よく疲れました。
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